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フローニンゲンのカノン

フローニンゲン州歌


世界でのフローニンゲンの役割は控えめなものです。
しかし、世界はフローニンゲンに大きな影響を与えています。


  フローニンゲン国立大学  M.G.J. ダイヴェンダク教授

フローニンゲン

 フローニンゲンの歴史を深く知ろうとすれば、州と名前が同じで、優位であった町、'フローニンゲン市'に出会います。それは昔からユニークな位置を占めていましたが、オメランデン(フローニンゲン市の周辺地)の人々がいつも受け入れ快く思っていたわけではありません。かつてかなり抵抗したのですが、市の優勢を打ち破ることが出来ませんでした。

 オメランデンでは農業が発達し、その風景は今なお、主に農場によって、様々な収穫物や静かに草を食む家畜たちによって、特徴づけられています。
 この田園生活の静けさは、トレンドを予測する未来学者のマルセル・プリンハ氏による新聞記事の中で、最近とても評価されました。彼によれば、私たちの世界はますます小さくなっているので、のどかな静けさが保たれるであろうこの地への観光客は増加を続けるだろう、ということです。


 未来の訪問客も、既にそれを満喫した多くの人たちと同じように、村々にある教会の美しさに心打たれることでしょう。フローニンゲンの地に豊かに撒かている中世の建築と出会い、その貴重なインテリア、丸天井や壁に描かれた絵に心を惹かれます。そして忘れてならないのが、古い印象深いオルガンです。この楽器のことをよく知っている真の愛好家にはよく知られていることですが、このようなオルガンがこれほどある地域は、フローニンゲン州の他世界中どこにもありません。


 この田園地帯で楽しめることは、まだ他にもあります。曲がりくねって流れるマール(自然の水路)、風車やボルフ(かつての大邸宅で、今は公開されています)など。中心に古い教会、その周りに村の家々がある、ヴィアダの村々を通る散策も又素敵です。
 このページの初めで、州都であるフローニンゲン市のことに触れましたが、フローニンゲンの人たちはこの市のことを「スタット(市)」と呼んでいます。本当にとても美しい市で、そこにある多くの歴史的なモニュメントや見事な家屋は、一つ一つが目を楽しませてくれます。ドレンテ州のホンツルフの北にあったヴィアダの上に生まれ、そのエスドルプ(ドレンテの村の形態)を市場町として大きく発展させたことには、その立地条件が少なからぬ役割を果たしました。巣を張りめぐらせたクモのようだとよく言われ、陸、水路、鉄道など、すべての道はフローニンゲンに通じています。
 その今日の重要性を説明するためには多くを語る必要があるのですが、簡単に言うと、このとても古い市は、重要な文化、商業、工業、行政の中心地へと発展しました。遠い昔の生き生きとした思い出として、今なお3つのマーケット広場があります。それと同時に、古くからの大学や、オランダでとても高い塔の一つマルティーニ塔 - 彼らはフローニンゲン語で「ド・オーラ・フリーゼ(古い灰色)」と呼んでいます - がある、学問の市です。

 高さと言えば、少し前新聞にこんな記事が載っていました。ある調査に基づくものですが、フローニンゲンの若い世代は世界で最も背が高いそうです。

 「フローニンゲンの農場の家屋ほど華美ものは、オランダの他の土地にはない。」1967年にエルゼビア社が発行した『カイク・オプ・フローニンゲン』という本の中に、このように書かれています。ヴィアダの風景の中で、これらの素晴らしい農家は今なお見ることが出来ます。しかし残念ながら、その多くが既になくなっていることも付け加えておかねばなりません。フローニンゲンでも又、伝統的な農場はもう数十年間にわたってその基盤を失ってきました。
学生たちが作った農場の娘たちをモデルにしたカレンダー
 今日の農場主は、およそ半世紀前とは比較できません。当時たいていがそうであったような農業の閉ざされた世界は、現代社会の一部として再生しようとしています。
 『デ・フラーンレプブリーク』(1999年発行)に新しい章が付け加えられた新版が最近出版されましたが、それにも変化の現実が描かれています。付加された章「青い革命」の中で、著者フランク・ヴェスターマンは、かつて穀物男爵が支配しヨーロッパで最も繁栄した農業地域の一つであったその地域が8㎢の湖へと変貌した場所へ、私たちを連れて行きます。かつて穀物や菜種の畑に波を起こした風は、今はオルダムトメア(メア=湖)湖上のほっそりした船の帆を膨らませ走らせています。

フローニンゲンと船遊び

 3歳になったばかりのオルダムトメアのほか、スヒルドメア、ザウトラールダーメア、ラウヴェルスメーアでも、同じように船遊びができます。又沖合いにも出たい人たちには、ワッデン海があります。
 更に州は、過去数年間にわたり水路のネットワークにかなり投資しています。昔、泥炭運搬船が航行していたザウトラールダーメアと東フローニンゲンを結ぶルートも、改善されました。

 内陸水路や外海航路は、ここで長年にわたり大きな役割を果たし、農牧業と並んで経済を支える柱の一つとなってきました。そのことを示すいくつかの事実があります。まず、オランダの船主の約半数がここ北部に住んでいます。ブレーメン(ドイツ)からハルリンゲン(フリースラント州)の線上に、船の所有者の家が世界中で最も多い、ということを数字が示しています。又、オランダの造船の約三分の一が、今なおここ北部で行われています。
 デルフザイル港と、常に拡大し続けているエームスハーフェンも又、とても重要です。


 この二つの港は、フローニンゲン州で起こった工業化と結びついています。デルフザイルでは、前世紀の中ごろから特に化学工場が建設されました。エームスハーヴェンでは、エネルギー供給施設の建設に大きな将来性を見ています。

 ここまで読まれたら、フローニンゲン州についておおよそのイメージを持っていただけたのではないでしょうか。スタットでの遊びや文化・芸術などについてもこれからここで取り上げ、より様々にフローニンゲンを紹介していく予定です。

 フローニンゲンで、是非一度これらを体験してみてください。心より歓迎します!


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フローニンゲン州歌






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