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イファク・ユース・ヴォーカル・アンサンブル
(IVAK Jeugd Vocaal Ensemble)

カルメン合唱団のベース
 
 デルフザイルが要塞であった時の堀の一部が、市庁舎近くにまだ残っているのですが、その傍に1930年代に建設された「アムステルダムスクール様式」の建物が人目を引きます。その建物は、1865年創立の海事学校「アベル・タスマン」が最初に長い間使った後、IVAKの手に渡りました。海の潮流から文化の潮流へ。

 2006年はIVAKが40周年、海事学校が150周年で、両者は共同でこれを祝おうと決めます。「海への憧れ」というテーマからインスピレーションを得たIVAKの教員たちによる展覧会やコンサートが開かれます。
 ベルリンを経てポーランドやチェコへ行くツアーの用意が整っていたIVAKユース・ヴォーカル・アンサンブルは、このフェスティバルで、船乗りの歌ではありませんが何曲かのクラシックやマドリガーレを歌います。
 
 ティーンエージャーの合唱団から生まれたこのヴォーカル・アンサンブルは、その創設からナニー・テ・ヴィールさんが音楽指導をしています。そのナニーさんが、今朝IVAKの建物のホールで、暖かく迎えてくれます。アンサンブルについて、又ジョルジュ・ビゼーのオペラ・カルメンで彼らが演じる役割について、とても興味深い話を聞かせてもらえるでしょう。そのオペラは港町デルフザイルの中心街で開催されるもので、もう長い間人々を夢中にさせています。
 その最初から目立っているのは、彼女に漲る情熱です。その仕事に心魂を傾けて取り組み、チャレンジを恐れない一人の女性が話してくれます。
 話は、1997年IVAKの中に先に述べたティーンエージャー合唱団が創設された時に遡ります。フィフェル・コレージェ(ハイスクール)とオメランデル・コレージェの8名の少女たちがメンバーでした。最初はまだ斉唱だけでしたが、少し後には二部合唱の曲を歌うようになりました。ある時一人の少年が合唱団に入り、これは、他の少年たちの気恥ずかしさを取り去るという、素敵な結果を導きました。
 ナニー:「時には3人のバスと3人のテノールさえ得て、4~6部合唱で歌いました。名前を『IVAK Jeugd Vocaal Ensemble英語表記:IVAK Youth Vocal Ensemble)』に変えたのはこの時期です。」
 
 
 フローニンゲンとデン・ハーグの音楽学校のそれぞれで歌唱と声楽指導の免状を取得し、もう30年間IVAKで声楽を教えているナニー・テ・ヴィールは、それからの年月で、そのアンサンブルを今日の高いレベルに押し上げました。例えば、今までに国内外で行ってきた多くのコンサートからも、そのレベルの高さが分かります。12歳から25歳までのメンバーで構成されるそのアンサンブルは、既にイタリア、ドイツ、チェコ、スロバキアのような国々の舞台で、度々公演を行っています。
 彼らのレパートリーは、中世やルネサンスから古典派やロマン派を経て、現代のポピュラーの編曲までの音楽にわたるもので、とても多面的と言えます。彼らが喜びを感じるものは全て、です。
 このアンサンブルが既に2003年、ミュージカル「ヨゼフと不思議なテクニカラーのドリームコート」を国内外で上演していることも、その例証です。AVRO(オランダ公共放送制作会社の一つ) が同じ名前のTVプログラムでヨゼフを探し、その後そのミュージカルが大劇場で上演された時より、6年前のことです。
 それは又、いくつかの勝ち取られた賞からも明らかです。そしてアンサンブルの歌手たちも、それらのコンテストで個人賞を獲得しています。二人の女性歌手、メゾソプラノのアネルース・フォルメ(デルフザイル出身)が1999年に、続いて2003年にソプラノのフェリール・モウアルヒ(アピンハダム出身)が、デン・ハーグでの有名な全国レベルのプリンス・クリスティーナ・コンクールで受賞しています。アンサンブルは又2006年ミュージックフェスティバル・スヒーモニクオーフで第一位に輝きました。
 
 「そのためにどのくらい時間がかかったのでしょうか?」という問いに、「実際それほど多くはかかってはいません。」とナニーは答えます。「普段は週に一度、水曜午後の終わりに練習していますが、コンサートやコンサートツアーの準備のためには時々練習を追加します。又ほとんどの団員は週に一度、声楽のレッスンを受けています。そうです、彼らはやる気満々で、多くが密かに音楽でのキャリアを夢見ています。そして、それは時々達成されています。プリンス・クリスティーナ・コンクールを考えてみてください。フェリール・モウアリヒはニューヨークの有名なカーネギーホールの舞台にさえ立ちました。そしてアネルース・フォルメは歌手と声楽指導教員としての学習を終え、フローニンゲンのプリンス・クラウス音楽学校で彼女自身が教えています。」
 メンバー自身がどのように感じているかは、誰もアンサンブルを去らないということから明らかです。彼らはそれを生活の分かちがたい一部と見ていて、長い間メンバーを続けています。実際、ハイスクール(日本の中学・高校)を卒業して遠く離れた町での勉強を選び、練習等に参加することが不可能になった時ぐらいしか、彼らが辞めることはありません。
 「どのようにして新人が入ってくるのですか?」
ナニー:「ハイスクールの少年や少女が入って来て、時間をかけてアンサンブルのレベルに成長します。『カルメン・イン・デルフザイル』が上演されるこの機会に、今、7歳から13歳までの子どもたちでカルメン少年少女合唱団を作っています。まだ幼い彼らの人生で、ずばり素晴らしい出来事です!その中から何人かがアンサンブルに入ってくるかもしれません。」
 
 
 その話題は、この港町の文化の領域でこれまでで最大と期待されているイベントへ導きます。モーレンベルフ広場、風車アダムの足元での野外公演、ジョルジュ・ビゼーのオペラ・カルメンです。アメリカの指揮者ダヴィッド・レヴィのプロフェッショナルな指導の下、6月17日から25日の間に5回上演されるそのオペラでは、この風車と同様、以前の郵便局も驚くような役割を演じることでしょう。
 多くの人に愛されているこのオペラは、たくさんの点で、とても特別な公演になると期待されています。例えば、彼らは既に、原作を損なうことなく、デルフザイルに合ったものにすることに成功しています。
 2008年6月、エムデン(ドイツ)でのシューマンのミュージカル妖精物語「ばらの巡礼」の公演を終えた後、このアイデアが生まれた、とナニーは話します。帰り道のバスの中で、参加者たちとIVAKのマネジャー、ジャクリーネ・クレメンツさんは、この公演のことやこれらを上演出来るのがどんなに素晴らしいかを、繰り返し話していました。次から次へと話が進み、突然オペラ・カルメンをレパートリーにしよういうアイデアになりました。アンサンブルのメンバーたちはその時、このアイデアが現在のようなものに発展するとは、全く予想していませんでした。しかし1年の内に、バスの中で出されたこのアイデアが、ジャクリーネ・クレメンツさんを素晴らしいパイオニアとする大きなプロジェクトにまで練られます。しかるべき人に栄誉を!
 
 ナニー:「カルメン合唱団はIVAK ユース・ヴォーカル・アンサンブルがベースを作り、この公演のため外からより年配の大人たちを加えています。彼らの声がアンサンブルの若い歌手たちの歌唱レベルに合わないといけないので、彼らにオーディションを行いました。その他とても誇りに思うことは、私たちのメンバーの中から2名が、ノンプロとして役を演じることです。
 「ばらの巡礼」で水車守りを演じたヤスペル・ヒディングが、スニガの役です。そして、国内外のコンサートで多くのソロを披露しているエーヴァ・マルクスは、メルセデスの役で称賛を浴びることでしょう。
 
コンサートでカルメンからハバネラを歌うソリスト、エーヴァ・マルクス
イタリア、サッビオネータにある16世紀からの劇場で
 
 エーヴァ・マルクスは、フローニンゲンの音楽学校で学びながら、IVAKの実習生として「カルメン・イン・デルフザイル」の組織で一緒に働いています。少し前のインタビューの中で、家ではいつも練習しており、最大の望みはこの仕事を続けていくこと、と彼女は話しています。その言葉は、今日の会話の中で明らかになったことを、もう一度確認させます。これらの若者たちには才能と同時に情熱がある、ということ。
 それはまた、既に彼らの指導者、ナニー・テ・ヴィールに目立っていたことではなかったでしょうか?
 
<左>イタリアでの様々な公演のライブを収録
   したCD。フローレンス(フィレンツェ)
   でのコンサートも。
 
 
*このCDはアンサンブルを通して購入出来ます。
 
 
>>
IVAK Youth Vocal Ensemble(英語)
 
 
 


「Live in Italy 2009」
 
 デルフザイルのIVAKユース・ヴォーカル・アンサンブルは、6月に2番目のCDをリリースしました。
 今回の作品は、昨年イタリアの ヴェローナ-ガルダ湖旅行での公演レパートリーから様々な歌が選ばれています。
 
 この「Live in Italy 2009」のCDには、中世のマリアの歌からサン-サーンス、ルネサンスの歌や6つの夜想曲まで入っています。
 イェンドリク・ファン・ダイクとヨルン・ザイルストラによって、ヴェローナ、サッビオネータ、カスティリオーネ・デッレ・スティヴィエーレやポンティ・スル・ミンチョで収録されたものです。
 この2番目のCDも、ナニー・テル・ヴィール指導の IVAK Jeugd Vocaal Ensemble のサイトを通して6月14日から注文出来ます。価格は10ユーロ。今までに発売された両方のCDを注文するなら15ユーロです。
 
 
 
 IVAK, de cultuurfabriek(イファク・文化工場))
 
カルメン・イン・デルフザイル
 
 
 



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